導入事例

CASE

創業65年、長野県の地方メーカーに全国から応募が来るように。一次選考の参加者数が年間200名→400名に倍増

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株式会社ライト光機製作所様

双眼鏡やライフルスコープなど光学機器の開発・製造・輸出を手掛け、長野県で65年の歴史を持つライト光機製作所。業績好調による採用強化のため、2020年8月よりCASTER BIZ recruiting
を導入いただいています。

今回は総務部で採用を担当する石井さんと大崎さん、CASTER BIZ recruiting で同社のリクルーターを担当する佐藤に、これまで取り組んできた採用業務について振り返ってもらいました。

<サービス内容>

  • レギュラープラン

中途採用はハローワーク中心。
採用スピードを上げる新たな一手を探していた

ーーCASTER BIZ recruiting導入前はどのような状況だったのでしょうか。

石井さん:総務部の採用チームで新卒採用と中途採用の両方に対応していました。チームメンバーは自分を含めて3名いたのですが、一昨年の後半からメンバーが産休に入るなど諸事情が重なり、3ヵ月間ほど採用担当が自分一人になってしまったんです。当時はあまりに忙しくて、記憶がうっすらとしか残っていません。

新年度になると、新入社員の大崎さんが採用チームに加わってくれました。ゆっくり仕事を覚えてもらえればと思っていましたが、業績が好転し採用ペースを早める必要性が出てきたので、今の体制では不十分なのではないかと感じていました。

ーーなぜCASTER BIZ recruitingをお選びいただけたのでしょうか。

石井さん:企業が発信する採用関係のブログは日常的にチェックしていて、キャスターCOOの石倉さんのnoteも有料購読していました。そんな中、CASTER BIZ recruitingの森数さんが登壇するオンラインセミナーを知ってたまたま参加したんです。

その時点でCASTER BIZ recruitingさんにお願いするつもりはなかったのですが、営業の方と話をするうちに、当社の採用課題を改めて認識することになりました。当時はハローワーク中心の採用で、Web媒体を十分に活用できておらず。日々の業務に追われて、データ分析にも全く手をつけられていませんでした。

正直、地方メーカーである自分たちにCASTER BIZ recruitingさんのやり方が合うのだろうか?という疑問はあったのですが、そうも言っていられない状況だったので、CASTER BIZ recruitingさんの力を借りてみることにしたのです。

ーーご支援開始時、CASTER BIZ recruitingとしてはどのような印象を持ちましたか?

佐藤:まず、一次選考でグループディスカッション(以下、GD)をされていることが特徴的だと感じました。

中途採用でGDを実施する企業は珍しく、抵抗を感じる候補者もいるかもしれないという懸念があったので、GDから一般的な面接への変更をご提案させていただいたんです。ところがGDの実施理由を聞き、必ずしも面接への変更にこだわる必要はないと考え直しました。

石井さん:当社の選考では、スキルや経験よりも「仕事に向き合う姿勢」を重視しています。普段の仕事への取り組み方は面接ではなかなかわかりませんが、GDには凝縮されて現れるのです。「どんな仕事にも最後まで諦めずに取り組める人」を採用するために、GDは欠かせないプロセスだと認識しています。

佐藤:石井さんにそう伺ってからは、活動方針を「採用フローの改善」から「母集団の拡大」に切り替え、Web媒体への掲載やエージェントとのコミュニケーションに注力していきました。

エージェント経由の紹介数が2倍。
密なコミュニケーションが成果に直結

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ーー採用業務を進める際、CASTER BIZ recruitingとしてどのような点を意識していましたか?

佐藤:すでに契約しているエージェントを有効活用するために、ライト光機製作所さんの求める人物像をエージェントに正確に理解してもらうことを心掛けました。

ライト光機製作所さんは「人柄重視」の選考をしているので、石井さんや大崎さんが候補者に対して行うフィードバックの内容も「人柄」に関する表現が多く含まれています。そのままエージェントに伝えると真意を正確に理解してもらえない可能性があるので、採用の目的に照らして理由を補ったり、社外の人に伝わりづらい言葉を噛み砕いたりしました。

大崎さん:フィードバックの内容には、確かに社外の方が理解しにくい表現も使われていると思います。CASTER BIZ recruitingさんは私たちの言葉をエージェントが理解できる内容に変換する際、とても力になってくれました。

ーーその作業をするには、クライアントの採用基準を正確に理解している必要がありますね。

佐藤:候補者を判断するポイントや評価に使う言葉の意味は、一緒にシートにまとめる時間を取っていただきました。そのおかげで、エージェントとのコミュニケーションはかなり円滑になったと思います。

石井さん:佐藤さんの動きを見て「エージェント対応はこうやるものなんだ」と学ばせていただきました。

私たちは「どうせ当社の選考基準は理解してもらえないだろう」と思い、エージェントに伝えることを最初から諦めていたんです。もう10年ぐらい「求人を出す、選考結果をメールする、連絡があれば答える」程度のやり取りしかしていませんでした。

ところが佐藤さんは、エージェントと非常に密に連絡を取り合っていました。細かくフィードバックをしたり何度もミーティングを重ねたりして、我々の選考基準を必死に言語化して伝えてくれた。

そのおかげで、エージェントからの紹介数は倍になりました。こちら側の働きかけ次第で、エージェントの動きはここまで変わるものなんだと知りましたね。

「オンライン選考やデータ活用は、
地方メーカーの採用には合わない」は思い込みだった

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ーー採用活動の成果はどのような形で現れたのでしょうか?

石井さん:応募者数が増えたおかげで、年間約200名だったGDの参加人数が約400名に倍増しました。また、内定者も倍増しており、大きな成果を感じています。

ーーこれまでを振り返ってみて、何が成果につながったと思いますか?

石井さん:前述のエージェントとのコミュニケーション強化以外だと、オンラインGDの導入があります。

当社は地方のメーカーなので、最初はオンラインでの採用活動に懐疑的な社員もいました。でも「採用のプロであるCASTER BIZ recruitingさんの提案だから」と話すと、一定の理解を示してくれたんです。

実際にやってみると、リアルのGDで確認していたポイントはオンラインでもしっかり見れることがわかりました。母集団の拡大にも効果的で、沖縄や宮城など遠方から参加してくれる人もいて驚きましたね。現在、この沖縄と宮城の2名は入社してとても活躍してくれています。

佐藤:以前の採用は地元中心でしたが、全国の候補者が応募してくれるようになりましたよね。また、CASTER BIZ recruiting導入目的の一つだった「データに基づく採用」も無事に運用が始まりました。

石井さん:はい。最初に佐藤さんから「ATS(採用管理システム)は何を使っていますか?」と聞かれて、「それって何ですか?」と聞き返したのを覚えています(笑)。

そんなレベルからのスタートでしたが、今では採用管理システムを活用してデータを管理し、関係者間での共有や定期的な分析ができるようになりました。

ーー採用データの管理や分析を始めたことによって、どのようなメリットがありましたか?

石井さん:データから問題点が浮かび上がってくるので、それに対する適切な対策を講じられるようになりました。

例えば、データ分析を始める前は「二次面接後の離脱を減らさなければ」となんとなく思っていたんです。ところがデータを見ると、その部分の数字は思っていたよりも悪くありませんでした。

問題はそれよりも前のプロセスにあり、特に応募からGD参加までの離脱者が多いとわかったので、GDの日程を増設する対策が打てたんです。
こうした改善点は、ただ日々の作業をこなすだけでは気づけなかったと思います。採用活動におけるデータ活用の重要性を改めて実感しています。

採用パートナーに選びたいのは、
自分たちの採用に対する想いを理解してくれる企業

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ーーこれまで採用支援をしてきたCASTER BIZ recruitingから見て、ライト光機製作所さんの魅力は何だと思いますか?

佐藤:世界的に競争力の高い製品を自分たちの手で生み出していく事業の面白さ、そして65年続く老舗メーカーとしての安定性は大きな魅力です。社員の皆さんの誠実な人柄も印象的でした。難易度の高い依頼もきちんと受け止め、一丸となって製品づくりに取り組んでいける素晴らしい風土があります。

石井さんと大崎さんはいつも優しく丁寧なコミュニケーションを取ってくださり、とても助かっています。お二人は上司と部下としても理想的な関係性ですよね。「人が成長できる職場」としての魅力もあふれています。

大崎さん:私は入社してまだ1年3ヵ月強ですが、石井さんのおかげでだいぶたくましくなったと思います。あまり考えずに発言すると「根拠は?」と突っ込まれるので、以前よりもしっかり物事を考えてから意見を言えるようになりました。石井さんは私の最大の目標です。

ーーCASTER BIZ recruitingの魅力は何だと思われますか?

石井さん:当社の採用に対する想いを汲み取ってくれる姿勢です。過去に別の会社から採用のアウトソースの提案を受けたことがあるのですが、当社のことを理解してもらえなさそうだと思ってお断りしました。私たちが熱意を持って取り組んでいる採用を、単なる「作業」だと認識しているように思えたんです。

採用のパートナーとなる企業には、私たちの採用に対する想いを受け入れてほしいんですよね。その点、CASTER BIZ recruitingさんはとことん私たちに寄り添ってくれるので、本当にありがたいなと感じています。

ーーそれでは最後に、今後の展望について教えてください。

石井さん:創業以来、当社はずっと世界トップを目指して走り続けてきました。最近は有名な海外雑誌に当社の製品が取り上げられる機会も増え、目標としてきた姿に近づきつつあります。今後も世界レベルの製品を作り続けていくために、コツコツと採用活動に取り組んでいきたいです。

ありがたいことに当社の需要は伸び続けていて、採用はまだまだ現場のニーズに追いついていません。これからもCASTER BIZ recruitingさんと一緒に採用を頑張っていけたらと思います。

佐藤:ありがとうございます。ライト光機製作所さんにフィットする人をたくさん採用できるように、これからも徹底的にサポートさせていただきます。

ーー石井さん、大崎さん、ありがとうございました!