導入事例

CASE

創業フェーズの5名の組織が、開始7ヵ月で「2倍」に

Leaner1

株式会社Leaner Technologies様

「調達のスタンダードを刷新し続ける」をミッションに掲げるLeaner Technologies。コスト削減のための支出管理プラットフォーム「Leaner」を開発・提供しています。

今回は採用を担当する小野さんと、CASTER BIZ recruitingで同社のリクルーターを担当する高橋に、これまで取り組んできた採用業務について振り返ってもらいました。

<サービス内容>

  • ・レギュラープラン

採用したいけどできない…。
スタートアップが陥りがちな「採用のジレンマ」に直面

ーーCASTER BIZ recruiting導入前はどのような状況だったのでしょうか。

小野さん:社員がまだ5名だったので、採用の専任担当は設けていませんでした。

CS(カスタマーサクセス)やPdM(プロダクトマネージャー)をメイン業務としている私が、代表の大平と2人で採用活動も進めていました。ただ、スタートアップが陥りがちな「採用のジレンマ」に直面していたんです。

採用が中長期的にとても重要なのは理解しているものの、足元ではどうしても事業に直結する業務を優先せざるを得ない。

「採用にリソースを割くべきなのはわかっているけれど、時間がない……」。
日々、そんなもどかしさを感じていました。

一部の業務はインターン生に託していましたが、さすがに戦略まで考えてもらうのは難しい面があります。採用できない状況が続いていたため、プロフェッショナルな方の知見をお借りすることにしました。

ーーなぜCASTER BIZ recruitingをお選びいただけたのでしょうか。

小野さん:CASTER BIZ recruitingさんはスタートアップ界隈での評判が高かったので、以前から知っていたんです。「採用のやり方が劇的に変わった」「どんどん面接が入るようになった」という声を複数聞いていたので、お願いしてみようと思いました。

ーーCASTER BIZ recruitingとしてはどのようなサポートをしたのですか?

高橋:まず、採用体制を一から構築し、PDCAを回せるよう急ピッチで整えました。具体的には、採用ターゲットの明確化、採用シミュレーションや求人媒体の選定、候補者対応フローの構築などです。

創業フェーズのLeaner Technologiesさんは、カルチャーやマインドが一致する人の採用を重視されていたので、最初の目線合わせは時間をかけて丁寧に行いました。

言語化しにくいカルチャーを共有。スカウト返信率が10%から40%に

Leaner2

ーーターゲットの目線合わせは、具体的にどのように行ったのでしょうか?

高橋:Leaner Technologiesさんは候補者に「経営者目線」を求めていました。

ただ、「経営者目線」はスキルのようにわかりやすく可視化されたものではないため、その見極め方を具体的にすり合わせる必要があったんです。

そこで、「経営者目線」のありそうな候補者をWantedlyやLAPRAS SCOUTでピックアップし、ひとりひとり、合いそうな理由・合わなさそうな理由を小野さんに説明していただきました。

小野さん:高橋さんの仰る通り、自分たちはスキル以上にカルチャーのマッチ度が高い人を求めていました。しかし、その「カルチャー」は、言語化して人に伝えるのが難しい部分でもあります。

高橋さんは言語化しにくい僕らの感覚をトレースするために、「この人のこの部分が、小野さんが言っていたキーワードに合てはまると思いますがどうでしょう?」と、100人ぐらいの候補者を見せて確認してくれました。

最初の1~2ヵ月で集中して目線合わせをした結果、高橋さんは僕らの求める人物像をかなりの精度で理解してくれました。今ではスカウトの送付や書類選考もほとんどお任せしています。

高橋:Twitterのスカウト返信率は10%から40%にまで上がりましたね。最初にまとまった時間をいただけたおかげで、その後の採用活動が効率的になりました。

小野さん:あのやり取りは、今までなんとなく理解していた自社のカルチャーや求める人物像を言語化する機会にもなりました。さらに面接を重ねることで、ターゲットのペルソナはどんどんクリアになったと思います。

全メンバーとのオープンなやり取りが
「組織全体で採用に取り組む」マインドを醸成

ーー採用業務を進める中で、CASTER BIZ recruitingとしてはどのような点を意識していましたか?

高橋:失礼のない程度に「遠慮のない」コミュニケーションを心がけていました。

採用活動では、求人原稿のチェックなど、クライアントの確認が必要な事項が多々あります。他のメイン業務もある中どうしても滞ってしまうこともあるため、お返事をいただけない場合は、Slackで遠慮せずリマインドさせてもらっていました。

小野さん:声をかけてもらえるのは、本当に助かっているんです。いつも「すみません!」と言いながら対応しています(笑)。

他のメンバーにも遠慮なく催促してほしいと頼んだら、期待通りにやってくださったのは非常にありがたかったです。そのおかげで、採用が前に進んでいる実感があります。

CASTER BIZ recruitingさんは、採用担当の僕と大平だけでなく、全社員とオープンなコミュニケーションを取ってくださっているので、「組織全体で採用をやるんだ」というマインドが社内に醸成された
と思っています。

高橋:それは、皆さんが打ち解けやすい空気をつくってくださったからこそです!

他のメンバーも巻き込みたい私たちの想いと、皆さんのオープンな雰囲気がマッチしたからこそ、お互いに壁をつくらずに連携が取れているのだと思います。

小野さん:CASTER BIZ recruitingさんのコミュニケーションは、採用だけに閉じていないところが好きです。

当社がピッチイベントで優勝したときに、「おめでとうございます!」「こんなに記事出ていますね!」と、僕らと同じように喜んでくださった。あれはすごく嬉しかったですね。

契約して数ヵ月はなかなか成果が出ず、焦りを感じることもありました。でも、皆さんが社員と同じような近さでいてくれたからこそ、衝突を恐れずにこちらの要望を伝えられたんです。

現時点でエンジニア1名、ビジネスサイド3名、さらに2名が入社予定となっており、間もなく組織規模が倍になりそうです。

これは、CASTER BIZ recruitingさんのスピーディーな採用体制の構築と、日頃のオープンなコミュニケーションの成果だと捉えています。

単なる業務委託としてではなく、当社の一員として関わってくれる

Leaner3

ーーこれまで採用支援をしてきたCASTER BIZ recruitingから見て、Leaner Technologiesさんの魅力は何だと思いますか?

高橋:Leaner Technologiesさんが解決しようとしている「間接費管理」の問題は、世の中のどの会社も抱えるものです。

そこに真正面から取り組み、日本を強くしていこうというマインドがとても素敵だなと思います。外部からの評価も高く、今後の事業展開も注目されていると感じます。
実はLeaner Technologiesさんを担当させてもらうことになったとき、あまりにもご経歴が立派な方ばかりだったので、最初は「クールな集団なのかな?」と思っていたんです。

でも実際は、周囲に対する愛に溢れた方たちでした。会社に関わる全ての人に、敬意をもって接していらっしゃるんだなと感じます。

ーー小野さんはCASTER BIZ recruitingの魅力は何だと思われますか?

小野さん:サービス面で際立っているのは、ROIの高さです。

できるだけ事業拡大に注力したい状況で、自分たちのリソースは最低限に抑え、外部のプロフェッショナルの力を借りられるのは非常にありがたい。コストに対して高いリターンがあり、素晴らしいです。

またCASTER BIZ recruitingさんは、全体を統括するCS、メイン担当のリクルーター、日程調整をする方、原稿を作成する方というように、各業務のプロフェッショナルが役割分担されています。

多岐にわたる採用業務の全てをカバーできる人はなかなかいないと思うのですが、この体制によって高いサービスレベルが実現されているのだなと思います。

そして何より魅力的なのは、単なる業務委託先としてではなく、当社の一員として関わってくださる姿勢ですね。

僕らの締め会に進んで参加してくれたこともあり、「会社にやらされているのではなく、好きでこの仕事をしているんだな」と感じます。一緒に仕事をしたいと思える、信頼の置ける方たちです。

高橋:1つ、印象に残っているエピソードがあるんです。Leaner Technologiesさんがクオーターの社内MVPを決める際、ノミネート対象に私たちを入れて、投票権まで与えてくださいましたよね。

送られてきた回答フォームを見て、「これは何ですか?」と小野さんに聞いたら、「キャスターさんはLeaner Technologiesの一員ですよね?」と言ってくださって。非常に嬉しく、胸に込み上げてくるものがありました。

ーーそれでは最後に、今後の展望について教えてください。

小野さん:「間接費管理」の領域で価値を提供し続けていくために、プロダクトを真摯に磨き込むことがいま最も大切です。将来的にはSaaSの枠組みを超え、適切なベンダーやサプライヤーとのやり取りが可能なプラットフォームを目指しています。

当社はまだまだ創業フェーズで、今やっと10人になりました。ここから5年で、20人、50人、100人と拡大していく計画なので、この先も必要に応じてCASTER BIZ recruitingさんの力を借りたいと思っています。

高橋:CASTER BIZ recruitingがいることで採用が前に進み、事業成長のストーリーが成り立つ限り、Leaner Technologiesさんを全力で支えたいと思っています。

会社が成長する過程で、ときにはブレーキが必要なときもあると思います。
CASTER BIZ recruitingが不要になる時期もあるかもしれませんが、一度組んだ以上は、気持ちの上では常にパートナーです。必要なタイミングでいつでも、私たちを呼んでいただけると嬉しいです。

ーー小野さん、ありがとうございました!