導入事例

CASE

「10ヵ月で16名のエンジニアを採用」具体的な採用施策とは?

Main
今回のCASTER BIZ recruitingの実績公開は「社会の根幹を支えるようなプロダクトを連続的に生み出すこと」をミッションとする株式会社スリーシェイク様の事例をご紹介します。
リクルーターを担当した加藤さんに、採用業務を推進する中で取り組んできた施策と理由、そして効果について振り返ってもらいました。

<サービス内容>

  • 【プラン】 プレミアムプラン
  • 【契約期間】 10ヵ月 ※記事執筆時点

CASTER BIZ recruiting導入時の採用の課題

Problems

ーーはじめに、CASTER BIZ recruiting導入時に株式会社スリーシェイク様が抱えていた課題について教えてください。

加藤:まず、代表の吉田さんが採用業務を一手に担っていたためリソース不足に直面していらっしゃいました。

その他、日々の運用や応募に関して、以下の点を課題としてお持ちでした。

課題1.熟練層のエンジニアからの応募獲得に苦戦

若手育成枠は自己応募からの自然流入やスカウトを送信した際の反応が良いものの、一方で熟練層のエンジニア(Goでのアプリケーション開発や、R&D/開発ができるSREエンジニア)の応募やスカウト返信率がかなり低い。

課題2.リソース不足で媒体運用ができない

リソース不足でGreenの運用を止めていた。以前は「気になる」と「スカウト」の使い分けが明確になっておらず、効果的に活用できていなかった。

課題3.求人原稿やスカウト文面で魅力が正しく伝わっていない

求人原稿の内容が候補者にとって読みやすい文章になっておらず、魅力が伝わっていなかった。また、媒体に掲載されている社員欄が充実していなかった。

スカウト文面はエモさを前面に出していたこともあり文章が冗長化しており、会社やポジションの魅力がエンジニアに伝わる内容なのか懸念があった。

課題4.PDCAが回せていない

週次でKPIの振り返りが行えておらず(媒体によっては振り返り未実施)、PDCAサイクルが回せていなかった。

CASTER BIZ recruitingの提案・実施した施策

Actions

ーーなるほど。それでは具体的にどんな施策をご提案、実行したのでしょうか?

加藤:まずスリーシェイクさんの事業やお仕事内容を詳しくヒアリングすることからスタートしました。

その中で、社員の95%がエンジニアのテック集団であること、また、Go/Kubernetes/Service Meshなど最先端の技術環境が整っている点が、エンジニアにとってとても魅力的だと考えました。

実施した施策は主に下記の4つです。

施策1.求人原稿・スカウト文面を全面リニューアル

加藤:既存原稿では上手くスリーシェイクさんならではの尖りを出しきれていなかったため、チームの原稿担当と話し、その尖りを前面に出した原稿にすることで自己応募・スカウト応募の増加に繋げることにしました。

スカウト文面については、上記の点に加えて「任せたい業務内容」「ポジションの魅力」「社員の出身企業」などを加え、開封率・返信率を確認しながら、検証・改善を繰り返して進めていきました。

施策2.原稿の週次公開・活用度の向上施策

1.Wantedlyについて

加藤:募集ページが上位表示され、閲覧数や応募の増加に繋げるため、原稿の週次公開を提案しました。週次公開では、公開1週間後の閲覧数や応募率をウォッチしPDCAを回します。結果、スリーシェイクさんでは、
Go/Scalaなどの技術ワードとエモ系ワードで効果が高いことが分かりました。

スリーシェイクさんからは、「昨年と比較し応募の数・質ともに全く違います。打ち出し方がうまく採用に繋がっている」との言葉をいただきました。

2.Greenについて

加藤:まずは運用の再開。また、Greenは「活用度ランキング」で上位になることにより、サイト内で求人情報が上位表示されるため、デイリーで「気になる」やスカウトを送信するなど、活用度ランキングの上昇施策をご提案しました。

結果、1ヵ月で約430位ランキングが上昇しました。

施策3.インターン獲得におけるスカウト施策

加藤:スリーシェイクさんがインターンに求める要件として、

  1. エンジニアインターン経験者
  2. GoやScalaなどの言語の開発経験(学習でも可)があること

の2つがありました。スリーシェイクさんのインターンは社員の片腕として実務を担当していただくので要件も高めだったんです。

ですので、自然応募で時間をかけて待つよりもマッチする学生さんをこちらから探してアプローチする方が効果的だと考えました。

媒体はWantedlyを使用したのですが、「インターンはまだスカウトに慣れていないので、開封してもらえる」「開封すればスリーシェイクさんの魅力は伝わる」と仮説を立て、スカウトに注力しました。

結果、Wantedlyの平均スカウト返信率が10-15%に対し、スリーシェイクさんのスカウト返信率は平均43%。日によってはスカウト返信率が67%や100%という驚きの結果に繋がったのです。

施策4.採用広報の支援による採用力向上

加藤:スリーシェイクさんは採用広報のサポートもさせていただきました。作成したnote記事のURLをスカウト文面に添付し、会社やカルチャーの理解度向上に繋げるなど、採用活動に連動した取り組み
を行いました。

また、スリーシェイクさんでは認知度向上のためTwitter広告を運用しており、作成したnote記事をTwitter広告に使っていただき、閲覧数が大幅に跳ね上がり驚いたこともあります。

施策を実施した効果

Performance

ーー各施策を実行してみて反応はいかがでしたか?

加藤:各施策を実行した結果、10ヵ月で16名の内定者を出すことができました。全てエンジニアです。

具体的にどの施策が、というよりもこれまでの施策の一つ一つの積み重ねでこの内定数を達成できたという印象です。

内定の8割はWantedlyからとなります。各施策やTwitter広告運用の相乗効果で、Wantedlyのランキング1位、応募率は5%を超える結果に繋がりました。(平均的な応募率は1%ほど)

スリーシェイクさんは、10ヵ月のご支援を通して、こちらが「こうしたらどうか」というご提案をすると、すぐに「それ良いですね!やりましょう!」と常に快諾していただいたことが印象に残っています。

「信頼してお任せいただけたこと」「同じゴールに向かって切磋琢磨しながらお互いアイデアを出しながら進められたこと」それがこの結果に繋がったのだと思います。

ーーなるほど。施策の一つ一つの積み重ねが大事なのですね。

加藤:はい!一つ施策を実施したからと言ってすぐには結果に繋がらないこともあります。KPIの振り返りを行い、PDCAを回していくことがクライアントの採用成功に繋がる道だと思います。

ーー加藤さん、ありがとうございました!