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面接代行のデメリット|サービス5選や選び方

更新: 2023/05/11

この記事では面接代行サービスのデメリットと、サービスの選び方について解説します。

面接にリソースを割くことがなくなり便利である一方で、気づかぬうちに機会損失が発生している可能性があります。サービス導入時の参考にお役立てください。


「採用リソースが足りず、面接ができない…」という方は、面接の外注ではなく、母集団形成・応募者対応・面接日程調整までの一連の採用業務を外注するのがおすすめです。人事担当者の負担が80%削減できます。

それらの業務に対応可能な採用代行サービスは「CASTER BIZ recruiting」です。

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面接代行サービスとは

面接代行サービスとは、企業にかわって面接業務を代行するサービスです。

応募が多く、面接に割くリソースがない場合に面接代行を活用します。

面接代行サービスの提供する業務

面接代行サービスでは、主に以下の業務を提供しています。

  • ①要件のすり合わせ
  • ②質問内容や評価基準の決定
  • ③各種面談・面接

面接代行サービス単体で提供されることは少なく、母集団形成や面接日程調整を含めた採用代行サービスの一部として提供されることが多いです。

①要件のすり合わせ

企業の強み、事業の課題や今後の方向性、採用したいポジションの仕事内容をヒアリングしながら求める人物の要件をすり合わせます。

面接を代行する面接官にこれらの項目をしっかりすり合わせると、ミスマッチを軽減できます。

②質問内容や評価基準の決定

要件をすり合わせたうえで、面接での質問と、回答の評価基準を定めます。

面接官による評価のブレの軽減に繋がります。

③各種面談・面接

面談・面接を実施します。

基本的に個別面談・面接が多いですが、集団面接やグループワークに対応している面接代行サービスもあります。

付随する業務として、

  • ・面接前に社員に対して模擬面接の実施
  • ・面接実施後のクロージング

などを実施するサービスもあります。

面接代行のデメリット3つ

便利なように思える面接代行サービスですが、デメリットもあります。必ず頭に入れておきましょう。

①魅力付けができない可能性

面接は「企業が候補者を判断する場」であるだけでなく「候補者が企業を判断する場」でもあります。

能力の高い候補者は複数企業から内定を獲得することが多いため、面接を通じて事業やポジションの魅力を候補者に伝えなければ内定を承諾してもらえないでしょう。

事業の魅力を語れるのは実際に会社で働く社員です。

面接を他者に任せてしまうと、本来入社してほしい候補者に興味を持ってもらえず、逃してしまう可能性があります。

選考フローのうちどの面接を委託するのかを慎重に検討しなければなりません。

そのため、面接は自社で実施し、それ以前の母集団形成や日程調整を委託するのもおすすめの委託方法です。

また、応募数が多い場合は、求める人物にアプローチできるように、求人原稿や条件を見直すのも有効です。

②ミスマッチがおこる可能性

「働く人に魅力を感じたから入社を決めた」ということは多々あります。

候補者は給与や条件だけで入社を決めるのではなく、面接官の雰囲気や価値観・考え方から、自身が働くイメージを持てるかで入社を決めるのです。

そこで面接を委託すると、選考で感じた会社のイメージと、入社後の会社のイメージにギャップが生じます。それは好ましくありません。

また、面接してくれた面接官が社内にいないことに対して、ネガティブなイメージを持つ可能性もあります。

③法律的な危険性

面接では様々な場面で法律に触れる可能性があります。

例えば、面接の始まりや終わりに雑談で「どちらの出身ですか?」「恋人はいらっしゃいますか?」と聞くことは厚生労働省の定める『公正な採用選考』を満たしていないためNGです。

面接代行サービスに任せれば大丈夫とは限りません。不用意に委託すると、思わぬところで法律違反のリスクを負うことになります。

面接代行のメリット2つ

デメリットの多い面接代行サービスですが、メリットもあります。

①スキルを判断できる担当者が社内にいないときに役立つ

たとえば、新規事業のためにエンジニアを採用したい場合、自社にエンジニア採用に詳しい人材がいないケースも考えられます。そういった場合に、エンジニア職の採用に詳しい代行業者に面接を任せることは、採用でミスマッチを生まないために有効です。

自社での面接と面接代行をうまく活用することが大切です。

②ノウハウを吸収できる

面接では質問内容と回答に対する評価基準を定めることが欠かせません。

しかし、それを自社で1から定めるのは大変ですし、時間もかかります。

面接のプロのノウハウやフォーマットを活用することは、スピーディーな面接改善に効果的です。

後々自社で内製を考えている場合にも役立ちます。

面接代行サービスの選び方

ここでは、面接代行サービス選定時の重要なポイントについて解説します。

①提供する業務

面接代行サービスによって提供する業務が異なります。自社が求める業務を提供しているか確認しましょう。

面談・面接だけでなく「面接前に社員に対して模擬面接の実施」「面接実施後のクロージング」などの業務を提供しているサービスもあります。

また、要件のすり合わせは必須です。人事担当者にヒアリングするだけでなく、採用したい職種の現場担当者に直接ヒアリングを実施してもらえると、求める人物の解像度が高くなります。

②実績・業種・職種

面接代行の導入社数はもちろん重要ですが、これまで面接を代行してきた業種や職種について確認しましょう。

エンジニア職と営業職の面接では判断すべきポイントが異なります。自社に近い業種や職種での導入事例を確認し、依頼できるか判断しましょう。

また、中途や新卒、アルバイト、インターンなど、対応できる面接の種類も確認しましょう。

③コミュニケーション方法

面接代行の担当者とは、密なやりとりが不可欠です。どのような流れで選考のフィードバックをするか事前に必ず確認しましょう。

コミュニケーションツールも重要です。おすすめはSlackやChatworkなどのチャットツールです。リアルタイムでやりとりできるため、スピーディーな対応ができ、漏れも発生しづらいでしょう。

普段チャットツールを利用している場合は、面接代行の面接官も同じツールでやりとりできるか確認しましょう。

また、面接代行の担当者側から積極的に提案をくれるようなサービスを選ぶのも大切です。

④面接方法

面接方法は主に3種類です。

  • ・Web面接
  • ・会社での面接
  • ・面接代行サービスが提供する会場

会社の規模や応募者数、選考フローによって適切な面接方法が変わります。自社の課題に適した面接方法を提供しているサービスを選びましょう。

面接代行サービス5選

面接代行サービスは、採用代行サービス(RPOサービス)の一部として提供されていることがほとんどです。

1.uloqo

運営会社
株式会社uloqo

特徴
面接代行サービスのみでサービスを提供。模擬面接や候補者へのアンケート、クロージング支援なども実施可能

料金体系
非公開

実績・業種・職種
非公開

コミュニケーション方法
非公開

URL
https://digireka-hr.jp/hrsolution-lp-2/

2.リンクアンドモチベーション

運営会社
株式会社リンクアンドモチベーション

特徴
すり合わせ、資料作成、評価基準の策定などを含めた面接代行を実施

料金体系
非公開

実績・業種・職種
大手企業を中心に支援

コミュニケーション方法
非公開

URL
https://solution.lmi.ne.jp/recruitment/c/mismatch/面接代行

3.アールナイン

運営会社
株式会社アールナイン

特徴
大都市を中心に全国で対面での面接が可能

料金体系
非公開

実績・業種・職種
大手企業を中心に支援

コミュニケーション方法
非公開

URL
https://r09.jp/service-10/

4.人材研究所

運営会社
株式会社人材研究所

特徴
書類選考、一次面接を依頼可能。地方での面接代行も実施

料金体系
非公開

実績・業種・職種
非公開

コミュニケーション方法
非公開

URL
https://jinzai-kenkyusho.co.jp/service/recruitoutsourcing/

5.マンパワーグループ

運営会社
マンパワーグループ株式会社

特徴
採用代行サービスの一部として面接代行を実施

料金体系
非公開

実績・業種・職種
大手企業を中心に支援

コミュニケーション方法
非公開

URL
https://www.manpowergroup.jp/client/serve/employ/

面接代行ではなく、それ以前の工程を委託する選択肢

上記で紹介したサービスを見ると分かるように、面接代行は大企業が大量採用時のアルバイト採用や一次面接を依頼することが多いです。そのため、面接を代行できる企業は応募の多い企業に限られます。

応募数のあまり多くない企業が採用業務の効率化を図る場合には、面接に至るまでの工程を効率化するのがおすすめです。

採用戦略の立案、母集団形成、面接の日程調整、候補者とのやりとりなどの工程を外注し、面接は自社で実施することで、採用実務の効率化を図りましょう。

面接は自社で行うことで、先述した面接代行のデメリットも解消されます。

それ以前の工程を依頼するのにおすすめのサービスは以下です。

1.CASTER BIZ recruiting

運営会社
株式会社キャスター

特徴
戦略立案から母集団形成、書類選考、日程調整まで一連の採用業務を支援。スカウト送付や求人媒体の運用、人材紹介会社とのやりとりなどあらゆる手法で母集団形成を実施。プラン内で採用管理システムの利用が可能

料金体系
①月額38万円のレギュラープラン(戦略策定・スカウト含む母集団形成全般・応募者対応)
②月額66万円のプレミアムプラン(レギュラープラン+採用広報)

実績や業界
IT系企業を中心に累計500社以上導入。エンジニア職種の依頼が多い

コミュニケーション方法
SlackやChatworkなどのチャットツール

URL
https://recruiting.cast-er.com/

導入事例

株式会社ユーザベース
「指示をする・される」という関係ではなく「相談したくなるパートナー」でした

株式会社テレビ東京コミュニケーションズ
ワンチームで作る採用体制で7名の内定承諾へ

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
スカウト返信率が10倍に。開始2ヵ月目から出たエンジニア採用の成果

まとめ

面接代行は便利な反面、デメリットも多く、うまく活用できる企業が限られます。導入する場合はどの選考を代行するか慎重に検討しましょう。

CASTER BIZ recruitingは累計500社以上の採用を支援したデータや知見をもとに『データドリブン採用』を実践。論理的・効率的に採用を推進します。

タスクの切り出しは不要で採用戦略の立案から母集団形成、書類選考、応募者対応まで、面接以外の一連の採用業務を支援。人事担当者を採用実務から解放します。