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SNS採用のデメリット|活用方法や始め方

更新: 2023/05/11

SNSは今や採用手法の1つとして欠かせない存在です。しかし、効果的に活用できていない企業が多いのも事実。ここではSNS採用のメリットやデメリット、SNS採用の始め方を紹介します。


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SNS採用とは

SNS採用とは、TwitterやFacebookなどのSNSを活用して採用活動を行う方法です。ソーシャルリクルーティングとも呼ばれます。

SNSの種類

SNS採用に使われる主なSNSは以下のとおりです。

・Twitter
・Facebook
・LinkedIn
・LINE
・Instagram

それぞれ特徴があるため、目的に応じて使いこなすことが重要です。

              

SNS採用の活用方法2つ

スカウトは現在、注目されている採用手法です。

SNSを採用目的で運用するときの活用方法を2つ紹介します。

①緩やかな好意の醸成

②直アプローチ

①緩やかな好意の醸成

SNS採用というと、TwitterやFacebookで企業アカウントをつくり、運用するイメージを持つ人が多いかもしれませんが、企業アカウントではなく、個人アカウントの活用がおすすめです。

個人の率直な発信に共感や緩やかな好意が生まれるためです。

緩やかな好意は採用力の高さと比例します。採用したいときに発信をすれば、気持ちを届けることができます。

SNSでフォローしてくれている人は、価値観や働く環境が似た人も多いです。

SNS上でポジティブな繋がりを持つことは、採用においても大きなメリットです。

この活用方法には、人柄が伝わりやすいTwitterが向いています。

              

②直アプローチ

もう一つの方法は、SNSで見かけ「採用したい!」と思った方に直接メッセージを送る方法です。

SNS上でいいねやリツイートなどを行い、ある程度関係を構築した後にアプローチするのがおすすめです。

たくさんメッセージを送ればいいというわけではありません。メッセージを受け取る方に興味を持ってもらうことが肝心です。あらかじめ魅力的なプロフィールを作成したり、自分が「どんなサービスを提供している会社で働き、どんな考えを持っているのか」など、
興味を引く発信をしておきましょう。

この活用方法はTwitter、Facebook、LinkedInなどに向いています。

SNS採用のメリット

SNS採用のメリットを3つ紹介します。

メリット1:費用が抑えられる

採用手法を手間と費用を軸に区分すると、SNS採用は黄色の枠になります。

SNSは基本的に無料で利用できます。求人媒体を利用する場合やエージェント経由で採用する場合と比較して、採用の費用を大幅に削減できます。

ただし、採用のためにSNS運用を1から始める場合には、地道な発信と関係構築が欠かせないため、採用決定までに時間と労力がかかります。

              

メリット2:双方の人柄が見えやすい

TwitterなどのSNSでは発信を通じて、お互いの人柄や価値観が把握しやすいです。

企業の情報や働き方を事前に知れることは、候補者が入社後に抱くギャップを軽減し、ミスマッチを減らす効果があります。

企業側も候補者の考え方や価値観を知れることで、採用判断がしやすくなるでしょう。

          

メリット3:転職潜在層に知ってもらえる

求人媒体や転職エージェント経由での採用は、転職を検討している人しか求人情報を目にしません。

その点、SNS採用では「転職を考えていない人」にもメッセージを届けられます。

今は転職を考えていなかったとしても、価値観が合致した企業が人を募集しているのを見かけたら「話を聞いてみようかな」と思う人も多いです。

潜在層にリーチできるSNSをうまく活用できれば企業の採用力は高まります。

                  

SNS採用のデメリット

多くのメリットがあるSNS採用ですがデメリットも頭に入れておきましょう。

          

デメリット1:短期間での採用には不向き

SNS運用を1から始める場合、自身で発信をしたり、他の人の発信にいいねやリツイートなどリアクションを行い、関係構築から始める必要があります。そのため、短期間で人を採用しなければいけない場合の手法としては不向きです。

また、先述したようにSNS採用はすぐに転職を考えていない層への発信が中心です。

転職検討から入社決定までの期間は、求人媒体経由での採用と比べて時間がかかる傾向にあります。

短期で採用したい場合には転職ニーズの高い求人媒体や転職エージェント経由での採用を活用するのがおすすめです。

(ただし、すでにSNSで影響力が高い人がいる場合は、短期で採用決定に至ることもあります)

                  

デメリット2:運用コストがかかる

掲載型の求人媒体の場合、求人情報を公開後は応募を待つだけですが、SNS採用では発信内容を考えたり、リアクションをしたりと運用に時間がかかります。

スカウト型の求人媒体もスカウト候補者のピックアップやスカウトメールの送付などの労力がかかりますが、採用代行の外部パートナーに委託する方法もあり、労力を削減する手段があります。

»参考:採用アウトソーシングサービス7選

しかしSNS採用は代行での運用が難しいため、自社で運用せざるを得ません。SNS採用の運用コストの高さはデメリットといえます。

              

SNS採用の始め方

SNS採用の始め方は以下の5つのステップで始めましょう。エージェントに依頼するだけでは意味がありません。         

ステップ1:担当メンバーを決める

採用担当者だけでSNS運用を始めても効果は薄いです。採用したい職種のメンバーを含めた数人でSNS運用を始め「SNSでよく見かける会社だ」という認知を獲得していくのがおすすめです。

複数の人の発信を目にすることで、企業のイメージを抱きやすくなります。

ステップ2:SNSを選択する

直アプローチの場合は、採用したいターゲットの多いSNSを選びましょう。

緩やかな好意の醸成の場合は、人柄の伝わりやすいTwitterがおすすめです。

ステップ3:発信NG事項を決める

SNSでの発信は、個人のオープンな発信が好まれます。

しかし企業として公開してはいけない情報もあります。商品の売上や取引先の情報など、企業として公開してはいけない情報を事前に整理しましょう。

ステップ4:人を巻き込む

SNS採用は人を巻き込むことがポイントです。フォロワー数の多い知り合いに協力してもらったり、リアクションしながら、輪を広げていきましょう。

ステップ5:継続する

メンバーが楽しみ、長く継続することがSNS採用のポイントです。

まとめ

SNS経由で採用ができる企業は、採用コストを削減できるだけでなく、採用したいときに人が集められます。長期的な展望も踏まえ、着手しておきたい採用手法です。

しかし、SNS採用がうまく回るまでには時間や労力がかかるというデメリットもあります。短期的な採用には求人媒体やスカウト、転職エージェントの活用が効果的です。

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