採用コンテンツ
CONTENTS
採用の面接評価チェックシート【無料テンプレートあり】
「面接で候補者をどう判断すればいいか分からない…」そんな課題の解決方法のひとつに『面接評価チェックシート』があります。
この記事では採用担当者向けに、面接評価チェックシートのメリットや作り方を紹介します。テンプレートも配布していますので、ぜひご利用ください。
「面接に手一杯で、他の採用実務に手が回らない…」という方は、母集団形成・応募者対応・面接日程調整までの一連の採用業務を外注すると人事担当者の負担が80%削減できます。
それら全てに対応可能な採用代行サービスは「CASTER BIZ recruiting」です。
→CASTER BIZ recruiting:導入事例/出版書籍『採用を科学する。』
\採用を“自動化”する方法がわかる/
目次
面接評価チェックシートとは
採用面接チェックシートとは、候補者の面接での評価を項目ごとに記入するシートのことです。
面接は企業と候補者がお互いについて理解を深める機会になります。しかし、面接官の感覚によって合否が決められたり、各選考で面接官が独自の質問をしていたりと、問題を抱えていることも珍しくありません。
そんなときには、面接評価チェックシートが役立ちます。
面接評価チェックシートのメリット
面接評価チェックシートを活用するメリットは4つです。
①求める人物像が明確になる
面接評価チェックシートでは、どんな人を採用したいか要件を具体化します。
マインドやカルチャーフィットなど評価項目を作成する過程で、会社が大切にしている価値観が明確になります。
選考に携わるメンバー全員が求める人物像の共通認識を持てると、合否判断のブレを小さくする効果が期待できます。
②選考基準を統一できる
面接評価チェックシートでは、候補者への質問や、質問への回答をどう評価するか基準を定めます。
すると面接官による評価の偏りが少なくなり、同じ基準で候補者を判断できるようになります。
③選考フローが明確になる
面接評価チェックシートを活用すると、面接ごとに評価項目や見極めるポイントが固まります。
すると「一次面接ではマインドを判断し、二次面接ではスキルを判断する」というように、選考ごとの役割が決まり、選考フローが明確になります。
面接官がそれぞれ好きな質問をするのではなく、目的を持って面接を実施できます。
④次の面接に活かせる
面接評価チェックシートは、次回以降の面接に活かすデータとしても活用できます。
データは候補者を比較するときに役立つほか、面接・選考の見直しや面接官のトレーニングにも利用可能です。
【無料ダウンロード】面接評価チェックシートのテンプレート
以下の面接評価チェックシートのテンプレートがダウンロードできます。
上記ページにアクセスいただき、フォームにご入力いただくとメールにて送付されます。
面接評価チェックシートの評価項目の一例
面接評価チェックシートの評価項目例を紹介します。
基礎能力
コミュニケーション能力、ビジネスマナー、論理思考、構造思考、自走力、リーダーシップなど
マインド
成長意欲、責任感、積極性、ホスピタリティ、自責、逆境をはねのける力(困難から逃げないか)
カルチャーフィット
寛容性、考え続けられるか、協調性、素直さ、ミッション・ビジョンへの共感、働き方、仕事に対する価値観
スキル(経験)
※職種によって異なるため割愛。必須スキルと歓迎スキルに分けて定めるのがおすすめ。
キャリアの志向性
転職の軸(重視していること)、今後やりたいこと、自身のビジョン
面接評価チェックシートの作り方
面接評価チェックシートを作ろうと思っても、何から始めればよいのか迷ってしまう担当者もいるでしょう。ここでは面接評価チェックシートの作り方について具体的に解説します。
①求める人物像を洗い出す
自社にとってどのような人物を採用したいのか考えてみましょう。
この段階ではきれいにまとめなくても大丈夫です。思いつくだけ書き出してみましょう。
自社で活躍している社員をペルソナに設定してみたり、社員に「どんな社員と働きたいか」ヒアリングしてみるのもおすすめです。
②項目を決定する
①で書き出した要素を参考にしながら、どのような項目を評価するか決定します。
先述した、基礎能力やマインドスキルやカルチャーフィットなどを深掘りしましょう。
評価項目は企業によって異なります。評価項目によっては1on1の面接ではなく、グループワークなどの実施が適している場合もあります。選考フロー自体もこの段階で詰めていきましょう。
人柄を見極めるためにグループディスカッションを実施しているライト光機製作所様の事例を紹介しています。ぜひご覧ください。(≫こちら)
③質問を決める
次に、決定した評価項目を正しく評価できるような質問を設定します。
すべての候補者に同じ質問をする必要はありませんが、必ず聞いておく共通の必須質問事項は決めておきましょう。
例えば、自走力があるかどうかを判断する質問として「困難に直面したことはありますか?そのとき、どのように考えて対処したのか?」など、重要視する項目を測れるような質問を検討しておきます。
④評価基準を明確化する
評価を数値化して客観的に測るために、あらかじめ評価基準を明確にしましょう。
▼例)『自走力』の採点基準
- 4点:何をどうやるのか考え、自分 1 人で実行に移しやりきれる
- 3点:多少のサポートがあれば、何をどうやるのか考え実行できる
- 2点:何をすべきかは分かっているが、どうやればいいのか自分で考えられない
- 1点:何をすべきでどうやればいいのか、自分で見つけられない
上記のように、回答と点数を設定すると、面接官による評価のズレが少なくなります。
⑤面接担当者のコメント欄を作る
面接担当者のコメント記入欄を設けましょう。評価の補足や数値化できない点など、面接時に担当者が感じたことをメモする項目も用意します。
面接評価チェックシート作成時のポイント
面接評価チェックシート作成時に大切なことは適宜チェックシートや選考フローの見直しを行うことです。
面接評価チェックシートの項目は、一度作成して終わりではありません。
自社のフェーズや事業の成長度合いによって求める人物像は変わります。それに合わせて、評価項目や評価基準もアップデートしていく必要があります。
半年、毎年に一回など、定期的に振り返りや分析を行いましょう。
まとめ
面接評価チェックシートは、選考フローを整備するうえで、重要な役割を担っています。ぜひ一度テンプレートを参考に、自社の面接に利用してみましょう。
現場の担当者の意見を吸い上げながら、評価項目を設定するのは意外と難しいものです。その際は採用のプロに任せるのがおすすめです。
CASTER BIZ recruitingでは累計500社以上の採用を支援したデータや知見をもとに
『データドリブン採用』を実践。論理的・効率的に採用を推進しています。
採用要件のヒアリングはもちろん、採用戦略の立案から母集団形成、応募者対応まで、面接以外の一連の採用業務を支援し、人事担当者を採用実務から解放します。