導入事例|CASTER BIZ recruiting|採用業務をプロが代行
CASE
東大発AI×XRスタートアップが半年で11名採用—「採用が怖かった」創業者が得た、任せる覚悟
目次
株式会社Quark様
2023年5月に東京大学発のディープテックスタートアップとして創業し、AIとXR(空間コンピューティング)の技術で産業DXを推進する株式会社Quark。創業3年弱で30名規模(業務委託を含む)に成長した同社は、2025年10月にCASTER BIZ recruitingを導入。
採用の知識がほぼゼロの状態から、半年で11名の採用に成功しました。共同創業者である代表取締役CEO 風間健人様と、担当リクルーターの太刀川(キャスター)に、導入の経緯から得られた変化まで詳しく伺いました。
ツーリングで生まれた覚悟——「自分たちより優れた人に任せていく」
風間様:初めてのスタートアップ創業ということもあり、採用はほぼリファラル中心で、最初に集まったのも大学の研究室の後輩など、学生が中心でした。ただ、お客様が増えていく中で、より高い品質と統合的なサポートが求められるようになり、「今の体制では応えきれない」という危機感が出てきたんです。
そんな折、共同創業者の阿部と気分転換を兼ねてバイクツーリングに出かけたのですが、千葉の海岸を走りながら、「このままでは組織が成長していかないね」という話を真剣にしたんです。自分たちより優れた人にどんどん任せて組織を大きくしていく——その思想をちゃんと入れ込まないといけない、と。それがキャスターさんにご相談をすることになる少し前の話です。
風間様:採用について、何をやったらいいかすら分からない状態でした。それまでは、自分たちが完全に理解している業務を手伝ってもらうために人を探す、という発想だったんです。でも本当は、自分たちが分からない領域こそ外部の力を借りるべきで。組織を成長させるためには、自分たちより経験のある人材を入れていかないといけないということに気づいていませんでした。そもそも候補者を探してスカウトを送って面談を設定して……という一連のプロセス自体、とにかく時間も手間もかかる。現場で案件を回しながら採用まで全部自分たちでやるのは、正直限界でした。
外部に委ねたことで生まれた、採用と本気で向き合う時間
風間様:最初から「とにかく全部任せてみよう」という気持ちでお願いしました。候補者の選定、スカウト送付、面談のセッティング、候補者対応——そのすべてを担ってもらうことで、逆に私たちの方を後ろから叩いてくれるような状態を作ろうと思ったんです。

風間様:採用における体制面の変化があったということはもちろんですが、精神的な部分での変化が一番大きかったと思います。キャスターさんにご支援いただくようになったことで、「採用に向き合わなければいけない」というマインドセットが強制的に作られたんです。定期的な打ち合わせの中で、キャスターさんから『こういう方向で進めてはいかがでしょう?』と具体的な提案が来る。その問いかけに応えるために現在の組織体制の問題や、採用戦略等を日常的に考えるようになりました。以前は現場に追われて後回しになっていたことが、向き合わざるを得なくなりました。
太刀川(キャスター):最初からかなり任せてくださる姿勢をすごく感じました。他の会社様の場合、キャスターに依頼したい業務が明確に決まっている場合もありますが、Quark様はむしろ「こういうことをやっていった方がいいと思います」という提案を求めていらっしゃるなという感覚がありました。
なので採用要件も一緒に考えながら、「こういう状況なら、こういう人が必要なんじゃないですか」という相談ベースで進めていきました。
風間様:弊社で要件を固めてお渡しする、というやり方ではなくて、定例の場で太刀川さんと議論しながら、少しずつ定義を磨いていく進め方をしています。「こう出してみましょうか」「こういう方が集まりました」「じゃあこの部分を変えてみましょうか」と、打ち合わせの中で自然と要件がかたちになっていく感じですね。
このプロセスを持てたこと自体が、大きな変化でした。以前は、自分たちだけで「AIコンサルタント」「AIエンジニア」みたいに世の中にある職種名を当てはめて、一度出したら出しっぱなしになっていたんです。それが、定例ごとに状況を見ながらチューニングしていく形になって、求人票の精度が回を追うごとに上がっていきました。
分かりやすい例が、教育事業の求人票です。最初は「DX推進を行う教育事業マネージャー募集」と出していたら、どちらかというと現場推進役を希望する層が集まってしまって。定例で太刀川さんと相談して「教育事業責任者」に変えたら、応募の量も層もガラッと変わったんです。
こうやって定例の場で議論しながら少しずつ定義を詰めていけること自体が、うちにとって一番価値のあるところかなと思っています。
採用のミスマッチがゼロに。定量・定性の両面で起きた変化
風間様:定性面でいうと、採用のミスマッチがなくなりました。導入前は、せっかく入っていただいた方とスキルセットやフェーズが合わず、短期間でお別れしてしまうケースがあったんです。でもキャスターさんと一緒に採用を進めてからは、入っていただいた方が定着して活躍してくれています。
定量面では3つの変化があります。まず開発の面では、受け入れられる案件数が3〜5倍になりました。以前は共同創業者の阿部が1人でプロジェクトを回していましたが、阿部と同じ役割を担える方が2〜3名加わったことで、プロジェクトを並行して回せる体制ができてきています。
売上面では、今年度の着地が前年度比3〜5倍の見込みです。キャスターさん経由で入っていただいた方がジョインして2〜3ヶ月でプロジェクトを受注し、お客様と良好な関係を築いてくれているケースが出てきました。
そして地味に大きかったのがバックオフィスです。以前は私が全て担っていたのですが、今は専任の方に入っていただけたことで、私のバックオフィス業務のマインドシェアが5%以下になりました。おかげで組織作りや事業開発に集中できる時間が格段に増えています。
「社外」だからこそ生まれる、いい緊張感と信頼関係
風間様:定例の打ち合わせが、いい意味でプレッシャーになっています。キャスターさんとの打ち合わせ前には「次の打ち合わせまでに、ちゃんと整理しておかなければ」とドキっとするんです(笑)。もし同じことを社内の採用担当者にやってもらっていたとしたら、「あ、ごめん、できてなかった」で済んでしまいそうですが、社外にお願いしているからこそ、会社対会社の緊張感が生まれる。それがいい循環を生んでいると思います。
また、「何もわからない状態で相談できる相手がいる」というのが、精神的にとても大きかったです。採用のことで困ったら太刀川さんに話せる。そういう関係性があるから、ちゃんと向き合えている気がします。
太刀川(キャスター):打ち合わせでは、ただ『どうしますか?』と投げかけるのではなく、『こういう状況なので、こう進めた方がいいと思います』という形で、なるべく風間様の判断負荷を減らせるよう意識してコミュニケーションをとるようにしていました。
Quark様は、どんなことでも包み隠さず話してくださるので、私としても踏み込んだ提案がしやすいんです。たとえば、要件から少し外れている候補者でも、「この方ならカルチャー的にフィットすると思うのでご提案したい」と言いやすい関係性があります。
実際に、スカウト経由で要件外の方を提案して採用に至り、現在活躍いただいているケースもあります。そういう踏み込んだ提案ができるのも、関係性があってこそだと思っています。
風間様:太刀川さんって、採用が決まると「おめでとうございます!」と言ってくれるんですよ(笑)。最初は「え、おめでとうって何?」という感覚だったんです。採用を「仕事を渡してお給料を払う行為」として捉えていたので、コストと見合うかどうかが気になっていました。でも組織が大きくなってきて、求めていたポジションにぴったりの方にジョインしていただけた瞬間に「これでまた組織が一段階成長できる」という感覚になれた。「おめでとう」の意味がようやくわかってきたのは、この数ヶ月のことです。

「土台を作ってもらった」——円満卒業と、次なるステージへ
風間様:実は今月、社内に採用担当者が1名入ることになっています。それに伴い、CASTER BIZ recruitingとのご契約は一旦終了となります。不満があるわけではなく、キャスターさんに作っていただいた土台をもとに、次は自分たちで走っていくフェーズに入るということです。
振り返ると、キャスターさんと一緒にやってきた半年間で、弊社の採用ポリシーとカルチャー要件が明確になりました。どんな人を採るべきか、面接でどう見極めるか、求人票をどう書くか——そういったことが「わかった」状態になれたのは、キャスターさんの存在があったからこそだと思います。
これからは自立分散型の組織を目指しています。ソリューション開発事業部、プロダクト事業部、教育事業部、R&D事業部の4つの事業部それぞれに人とチームを配置して、各メンバーの主体性を基にスケールしていく形です。トップダウンではなく、それぞれの事業部が自走していける組織を作ることが、私ともう1人の共同創業者の共通の夢です。
キャスターさんが作ってくださった土台の上に、次は自分たちで家を建てていくイメージです。また壁にぶつかったら、もう一度お願いすることになるかもしれませんが(笑)。
太刀川(キャスター):契約終了は残念ですが、採用を内製化できる状態になったことは、「めでたい」という一言に尽きます。最初は採用に向き合うことにも不慣れだった状態から、ここまで採用文化が根付いて、自走できる体制を整えられた。一緒に会社を立ち上げるお手伝いができたような感覚があります。
またキャスターでお力になれることがありましたら、いつでもご連絡ください!
※ 本記事はインタビュー(2026年4月9日実施)をもとに再構成したものです。