公開日 2025.11.21 更新日 2025.11.21

そもそも新卒採用代行(RPO)とは?採用成功の鍵を握るサービスを徹底解説

新卒採用の現場で「採用工数が足りない」「求める学生が集まらない」「選考の質を上げたい」といった課題を抱える企業が増えています。

本記事では、そのような課題を解決する手段として注目されている「新卒採用代行(RPO)」について、そのメリットやデメリット、サービス選定のポイント、そしておすすめの代行会社までを幅広く解説します。

この記事を読むことで、最適な新卒採用代行サービスが見つかり、採用活動を成功に導くヒントを得られるでしょう。

採用代行(RPO)は「採用業務の一部代行」サービス

新卒採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、企業の採用活動における一連の業務を外部の専門業者に委託するサービスです。

具体的な業務範囲は、求人票の作成、会社説明会の企画・運営、応募者との連絡調整、面接日程の調整、内定者フォローなど多岐にわたります。

重要なのは、採用の最終決定権は企業自身にあり、RPOはあくまで採用業務を「代行」する存在であるという点です。

採用戦略の立案や採用基準の決定は自社が行い、RPOはその実務を効率的にサポートします。

人材紹介との違いは?

新卒採用代行と混同されやすい「人材紹介」は、採用候補者を企業に紹介するサービスで、採用が成立した際に成果報酬が発生する仕組みです。

一方、新卒採用代行は採用業務の遂行そのものを代行するサービスで、報酬は「作業範囲」や「期間」「成果」に応じて設定されます。

つまり、人材紹介が「人を紹介する」のに対し、RPOは「採用プロセスを運営する」サービスです。

新卒採用代行(RPO)を活用する3つのメリット

1. 採用担当者の業務負担を大幅に軽減

新卒採用では、説明会の準備や学生との日程調整など、膨大な「ノンコア業務」が発生します。

RPOを導入することで、これらの作業を外部に委託し、採用担当者は母集団形成戦略や面接対応といった「コア業務」に集中できます。

例えば、1,000人規模のエントリー管理を手作業で行なうと、担当者の月間稼働が数十時間に達することもありますが、RPOを活用すればその負担を大幅に削減できます。

2. 採用ノウハウの不足を補い、採用効率を向上

新卒採用市場は年々変化しています。学生の志向や就活スケジュール、人気企業の動向などを常に把握するのは容易ではありません。

RPOを利用すれば、豊富な採用実績と最新トレンドを持つ専門家の知見を取り入れることができます。

たとえば、SNSやダイレクトリクルーティングを組み合わせた母集団形成、学生体験を意識した選考設計など、自社だけでは実現しづらい高度な採用施策を実行可能になります。

3. 母集団形成の強化

新卒採用の最大の課題は「求める学生にリーチできない」こと。RPOでは、特定大学や専門分野の学生へのアプローチ、スカウト媒体の運用、合同説明会・オンラインセミナーなど、多様なチャネルを駆使した母集団形成施策を代行してもらえます。

結果として、応募者の量と質を両立した採用活動を実現しやすくなります。

新卒採用代行(RPO)のデメリットと注意点

1. 採用活動のブラックボックス化

外部委託によって採用プロセスが見えづらくなり、社内にノウハウが蓄積しにくいというリスクがあります。

これを防ぐためには、RPO業者との定期的なミーティングや進捗報告の共有が重要です。

採用フローの透明性を高めることで、業者との連携精度も上がり、成果の最大化につながります。

2. コスト

RPOは成果報酬型ではないため、採用に至らなくても費用が発生するケースがあります。

料金は業務範囲によって異なりますが、一般的には月額30万〜100万円程度が相場です。

契約前には、料金体系や提供内容、成果指標を明確に確認し、コストパフォーマンスを見極めることが大切です。

新卒採用代行サービスの比較ポイント:最適な選び方

支援内容・代行範囲の幅

各社で支援範囲は大きく異なります。応募者対応や面接調整のみを代行するプランもあれば、説明会企画や内定者フォローまで一気通貫で支援するプランもあります。

自社の課題を明確化し、「どの業務を委託すべきか」を整理しておくことが、最適なサービス選定の第一歩です。

料金体系

RPOの料金は、成果報酬型・月額固定型・従量課金型の3つに大別されます。

たとえば、採用数に応じて変動する成果報酬型はリスクを抑えやすい一方、月額固定型は安定した支援を受けやすい特徴があります。

自社の採用規模やスケジュールに合った料金体系を選びましょう。

過去の支援実績

自社と同業・同規模の実績があるかどうかは非常に重要です。

豊富な実績を持つ業者は、課題解決のノウハウや成功事例をもとに、より効果的な採用戦略を提案してくれる傾向があります。

新卒採用代行サービス比較(5社)

CASTER BIZ recruiting(株式会社キャスター)

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概要

  • 株式会社キャスターが提供する「CASTER BIZ recruiting」は、採用戦略設計から説明会運営、応募者管理、内定者フォローまでを一貫して支援する新卒採用代行(RPO)サービスです。
  • 全国750社以上の支援実績を持ち、採用業務の効率化と採用成果の最大化を両立。ISO27001(ISMS)とプライバシーマークを取得済みです。

特徴

  • 採用戦略立案から運用・改善までワンストップで対応
  • 専任ディレクターによる業務設計と品質管理
  • 新卒・中途・専門職など多様な採用形態に対応

代行業務内容

  • 求人票作成、応募者対応、会社説明会の企画運営、面接日程調整、合否連絡、内定者フォローなど、採用業務全般に加え、採用広報の代行に対応。
  • 採用担当者が「判断・戦略」に集中できる環境を整えます。

ネオキャリア 採用代行(株式会社ネオキャリア)

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概要

  • 株式会社ネオキャリアは、採用代行(RPO)サービスを正式に提供しており、採用上流(戦略設計)から下流(選考運用、内定者対応)までトータル支援を行います。
  • 国内5拠点で運用センターを持ち、700席以上の稼働キャパシティを確保しています。

特徴

  • 国内5拠点の運用センターと700席以上の処理能力
  • 採用支援実績15,000社をもとに戦略提案可能
  • セキュリティ重視の運用体制(オペレータ教育、拠点分散体制)

代行業務内容

  • 採用計画立案、チャネル設計、母集団形成、応募者対応、面接日程調整、合否連絡、内定者フォロー、選考運用など。
  • 上流~下流まで幅広く対応。

キャリアマート 採用アウトソーシング(株式会社キャリアマート)

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概要

  • 株式会社キャリアマートは、採用アウトソーシング(RPO)を主軸事業として展開しており、新卒・中途問わず企業の採用業務全体または部分代行を支援しています。
  • RPAやAIを取り入れた業務自動化も特徴のひとつです。

特徴

  • 8時間の手作業ルーティンワークをロボット(RPA)で30分に
  • 採用アウトソーシング支援実績は 19,000社以上
  • 多様な採用管理システムとの連携可(マイナビ・リクナビ等)

代行業務内容

  • 母集団形成、スカウト配信、応募者対応、選考運用、日程調整、合否連絡、内定者フォロー、採用進捗管理など。
  • 採用業務の一部または全体代行に対応。

マンパワーグループ 採用アウトソーシング(ManpowerGroup 日本法人)

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概要

  • マンパワーグループの採用代行・採用コンサルティングサービスでは、さまざまな業種・職種で年間5,000人以上の採用を支援しています。
  • 豊富な採用ノウハウと最新テクノロジーを活用し、採用プロセスの効率化と候補者体験(CX)の向上を実現します。

特徴

  • グローバル基準のRPOメソッドと国内企業支援実績を融合
  • 採用戦略設計から応募者管理・面接運用までをワンストップで対応
  • 採用データ分析に基づく改善提案とKPI可視化

代行業務内容

  • 採用戦略設計、母集団形成、応募者対応、選考運用、面接日程調整、内定フォロー、採用レポート分析など。
  • 企業規模や採用ニーズに合わせて柔軟にカスタマイズが可能。

ジーズコンサルティング 採用代行(株式会社ジーズコンサルティング)

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概要

  • 株式会社ジーズコンサルティングは、採用コンサルティングと採用実務の双方を支援する採用代行サービスを提供しています。企業の採用課題に応じて、戦略設計から運用実務までをワンストップで代行し、採用成果の最大化を支援します。

特徴

  • 採用戦略設計から説明会・面接運営までトータルサポート
  • 自社専属チームによる柔軟なカスタマイズ対応
  • 採用広報・母集団形成などブランディング支援にも対応

代行業務内容

  • 採用戦略設計、求人票作成、母集団形成、応募者対応、説明会運営、面接日程調整、内定者フォロー、採用データ管理など。
  • 採用の上流から下流まで幅広く代行可能。

まとめ:新卒採用代行の活用で採用成功を目指そう

新卒採用代行(RPO)は、採用担当者の負担を軽減し、採用効率を高める強力な手段です。

ただし、外部委託に頼りすぎず、自社の採用方針やノウハウを並行して蓄積することが成功のカギとなります。

もし「採用業務が回らない」「新卒採用の質を上げたい」と感じているなら、CASTER BIZ recruitingのような信頼できるRPOパートナーに相談してみてください。

採用業務をプロに任せ、貴社が本来取り組むべき「未来の人材育成」に集中できる体制を整えましょう。